投資の始め方と、私がやらかした失敗|銀行窓口でNISAを契約する前に読んでほしい

資産形成

私が投資を始めたのは2022年、40代に入ってからです。それまでは投資を「ギャンブルに近い、近寄ってはいけない領域」だと思っていました。

「人生いつ終わるかわからない」「今を楽しむべき」という考えで、多少の貯金はしていたものの、基本は散財ばかり。金融リテラシーはゼロでした。

この記事では、そんな私が証券口座を開いて最初の1本を買うまでに実際にやったことと、その過程でやらかした大きな失敗を包み隠さず書きます。これから始める方が同じ失敗をしないために。

投資の始め方

💡 ここがポイント

先に結論だけ。証券口座を開く前に「自分がすでにNISA口座を持っていないか」を必ず確認してください。NISA口座は1人1口座しか持てません。私はこれを知らずに地方銀行で契約しており、ネット証券でNISAを使えないまま投資をスタートすることになりました。

2022年、コロナによる自粛は落ち着きつつありましたが、まだ旅行を思いきり楽しめる状況ではありませんでした。ゲーム配信やYouTubeをひたすら見る、ダラダラした生活を送っていました。

そんな中でたまたま目に留まったのが、お金の勉強を発信しているYouTubeチャンネルでした。正直、最初はまったく興味がありませんでした。ただサムネイルが目立つので、なんとなく少しずつ見ているうちに、それまでの常識や考え方が変わっていきました。

そして気づいたんです。自分があまりにも金融リテラシーに乏しいということに。

そこからは毎日のように動画で勉強し、生活を改める決心がつきました。ここからが本題です。

まず行動したのはネット証券の口座開設でした。何はともあれ、口座がないと何も始まりません。私はSBI証券を選びました。

💡 ここがポイント

口座開設の際、公式サイトから直接申し込むのではなく、ポイントサイト経由で申し込む方法があります。私は「ハピタス」というポイントサイトを経由して開設し、10,000円相当のポイントを獲得できました。同じ作業をするだけで数千円〜1万円の差が出るので、開設前に一度チェックしてみる価値はあります(※還元額はその時々で変動します)。

次に気づいたのが、ネット証券を活かすにはネット銀行もセットで必要だということです。

私はSBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせた、いわゆる「SBIコンボ」の形にしました(楽天証券と楽天銀行の組み合わせも同様に人気です)。証券口座と銀行口座を連携させることで、入出金がスムーズになり、金利面でも優遇があります。

手順自体はネット上に丁寧な解説がたくさんあり、難易度は高くありません。戦う相手は「めんどくさいな」という邪念だけでした。

クレジットカードも用意し、いよいよ投資信託の積立を設定しようとした段階で、大きな問題が発覚しました。

実は以前、職場で地方銀行の担当者と話す機会があり、その場でつみたてNISAとiDeCoを契約していたのです。当時の私は知識ゼロで、言われるがままにサインしていました。

⚠️ NISA口座は1人1口座しか持てません

この事実を知らなかったため、SBI証券ではNISA口座を開設できませんでした。結局、NISAは地方銀行のまま、SBI証券では特定口座で積立をスタートすることになりました。

何が問題だったのか

当時の設定内容を並べると、問題がはっきりします。

口座買っていた商品信託報酬積立額
地方銀行(つみたてNISA)NYダウ連動ファンド0.66%月33,000円
SBI証券(特定口座)eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)低コスト月50,000円

相場観のなかった当時は信託報酬0.66%を見ても何も感じませんでした。でも今なら分かります。これはかなり高い水準です。しかも一番大事な非課税枠(NISA)を、高コストの商品で埋めてしまっていたわけです。

💡 ここがポイント

信託報酬は持っている間ずっと引かれ続けるコストです。0.66%と0.1%前後では、20年30年で大きな差になります。「たった0.5%の違い」ではありません。NISAという限られた非課税枠だからこそ、そこに入れる商品のコストは慎重に選ぶべきでした。

iDeCoについても同様で、「節税になります」というメリットだけを聞き、手数料を調べもせずに契約していました。

私の失敗を踏まえて、順番をまとめておきます。

1
まず「自分が何を契約しているか」を確認する
銀行や職場の勧誘で、NISAやiDeCoを既に契約していませんか。NISA口座は1人1口座です。心当たりがあれば、証券口座を開く前に必ず確認してください。
2
ネット証券の口座を開設する
SBI証券や楽天証券などが定番です。ポイントサイト経由で開設すると、同じ作業でポイントがもらえる場合があります。
3
ネット銀行もセットで開設する
証券口座と同じグループの銀行を選ぶと、入出金や金利で優遇が受けられます。
4
低コストのインデックスファンドを選ぶ
信託報酬は必ず確認してください。全世界株式や米国株式の低コストなインデックスファンドが定番です。

⚠️ すでに銀行で契約してしまっている方へ

落ち込む必要はありません。NISA口座は金融機関を変更する手続きが可能です(年単位での変更になります)。私も「すぐに移管手続きをすればよかった」と反省しています。気づいた時点で動くのが一番です。手続きの方法は各金融機関のサイトで確認できます。

この一連の経験で強く感じたのは、情報弱者は本当に損をするということです。

誰も騙そうとしたわけではないと思います。ただ、こちらが何も知らなければ、こちらにとって最適ではない商品を勧められても気づけません。知らないことは、そのまま金銭的な損失になります。

逆に言えば、少し勉強するだけで防げる損がたくさんあるということです。私も特別なスキルがあるわけではありませんが、動画や本で学んだだけで、これだけの改善ができました。

  • NISA口座は1人1口座。証券口座を開く前に既存契約を必ず確認する
  • ネット証券+ネット銀行はセットで開設すると使い勝手がいい
  • 口座開設はポイントサイト経由だとポイントがもらえる場合がある
  • 信託報酬は必ず確認。0.66%は決して安くない
  • 銀行窓口で契約済みでも金融機関の変更は可能。気づいた時点で動く

始めるまでの手続きは、正直めんどうです。でも、そのめんどうを一度乗り越えるかどうかで、10年後20年後の資産は確実に変わります。この記事が、これから始める方の役に立てば嬉しいです。

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