私の周りでは、ほとんどの方がETCカードを使って高速道路を利用しています。深夜割引や休日割引は多くの方がご存じだと思いますが、「ETCマイレージサービス」となると、意外と知らない方が一定数いるように感じます。
これ、本当にもったいないです。というのも、ETCマイレージサービスは登録しないと1ポイントも付与されない仕組みだからです。同じ高速道路を、同じETCカードで走っていても、登録している人だけが得をしている。そんな制度なんです。
💡 ここがポイント
ETCマイレージサービスは、ETCで支払った高速道路料金に応じてポイントが貯まる無料のサービスです。NEXCO3社なら10円につき1ポイント。5,000ポイント貯めて交換すれば5,000円分の無料通行分になります(還元率10%)。ただし事前登録が必須で、未登録期間分は後からさかのぼって付与されません。
ETCマイレージサービスとは?
ETCマイレージサービスは、ETCカードで高速道路料金を支払うと、その金額に応じてポイントが貯まる制度です。貯まったポイントは「還元額」に交換でき、そのまま高速道路の通行料金の支払いに充当されます。
年会費や登録料はいっさいかかりません。完全に無料です。それなのに登録していないだけでポイントがゼロというのは、あまりにもったいない話だと思います。
【一覧表】道路会社ごとのポイント付与率
ポイントの付与率は、走る道路を管理している会社によって異なります。主要な事業者をまとめました。
| 道路事業者 | ポイント付与率 | 備考 |
|---|---|---|
| NEXCO東日本 | 10円につき1ポイント | 全国の主要高速道路 |
| NEXCO中日本 | 10円につき1ポイント | 全国の主要高速道路 |
| NEXCO西日本 | 10円につき1ポイント | 全国の主要高速道路 |
| 本四高速 | 10円につき1ポイント | 本州四国連絡高速道路 |
| 宮城県道路公社 | 100円につき1ポイント以上 | 区間により変動 |
| 愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント以上 | 区間により変動 |
| 広島高速 | 100円につき1ポイント以上 | 区間により変動 |
| 首都高速 | 対象外 | サービスに参加していません |
| 阪神高速 | 対象外 | 2021年3月末でサービス終了 |
⚠️ 注意点
表のとおり、首都高速と阪神高速はマイレージサービスの対象外です。都市高速がメインの方は、思ったほどポイントが貯まらない可能性があります。逆に、長距離の移動でNEXCO管轄の高速道路をよく使う方ほど恩恵が大きい制度です。
【重要】交換のタイミングで還元額が2倍変わる
ここが、この記事で一番お伝えしたいポイントです。NEXCO3社・本四高速のポイントは、交換するポイント数によって「1ポイントあたりの価値」が大きく変わります。
| 交換ポイント数 | もらえる還元額 | 実質還元率 |
|---|---|---|
| 1,000ポイント | 500円分 | 5%(もったいない) |
| 3,000ポイント | 2,500円分 | 約8.3% |
| 5,000ポイント | 5,000円分 | 10%(最もお得) |
同じ5,000ポイントでも、1,000ポイントずつ5回に分けて交換すると2,500円分にしかなりません。5,000ポイントまで貯めてから交換すれば5,000円分。まったく同じ走行距離なのに、交換のタイミングだけで2倍の差がつくわけです。
💡 ここがポイント
NEXCO3社・本四高速の自動還元サービスは5,000ポイント単位で設定されており、これが最もお得な交換レートです。つまり自動還元をオンにしておけば、自動的に一番いいレートで交換されるということ。焦って手動で少額交換するのが一番の損なので、基本は「自動還元オン」で放置がおすすめです。
ポイントには有効期限がある
ETCマイレージのポイントには有効期限があります。ポイントを獲得した年度の翌年度末までです。
たとえば2025年度(2025年4月〜2026年3月)に貯めたポイントは、2027年3月末まで有効。約2年間の猶予がありますが、逆に言えば使わずに放置すると消えるということです。
💡 ここがポイント
だからこそ、登録時に「ポイント自動還元サービス=有」と「ポイント残高のお知らせ=希望する」の2つを設定しておくことを強くおすすめします。自動還元で失効リスクを防ぎ、残高のお知らせで貯まり具合を把握する。この2つで「気づいたら失効していた」を防げます。
登録に必要なもの・登録方法
登録はインターネットまたは郵送(申込書)でできます。必要な情報は次のとおりです。
お持ちのETCカードに記載されている番号です。
車に取り付けているETC車載器の番号。車検証と一緒に保管しているセットアップ証明書に記載されていることがほとんどです。
ご自身の車のナンバープレートの番号です。
「ポイント自動還元サービスの希望」と「ポイント残高のお知らせ」。前述のとおり、どちらも設定しておくのがおすすめです。
車載器管理番号を探すのが少し手間ですが、一度登録してしまえば、あとは高速道路を走るだけで勝手にポイントが貯まっていきます。最初の10分だけ頑張れば、あとは自動です。
平日朝夕割引も見逃せない
ETCマイレージサービスに登録すると、もうひとつ大きなメリットがあります。平日朝夕割引です。
平日の朝(6時〜9時)と夕方(17時〜20時)に対象区間を利用すると、月間の利用回数に応じて最大50%が還元されます。この割引もマイレージサービスに登録していないと適用されません。通勤で高速を使っている方には、ポイント以上に大きなメリットになる可能性があります。
「何もせずとも貯まるポイント」は取りに行くべき
私はいわゆる「ポイ活」はしません。ポイントのために遠回りしたり、必要のないものを買ったり、複雑な条件を追いかけたりするのは、時間と労力に見合わないと考えているからです。
ただし、「何もしなくても勝手に付与されるポイント」は別です。これは取りに行くべきだと思っています。
- クレジットカードのポイント(どうせ払う支出をカードで払うだけ)
- 投資信託の保有ポイント(持っているだけで付与される)
- そして今回のETCマイレージ(どうせ走る高速道路で貯まる)
これらに共通しているのは、行動を変える必要がないことです。生活スタイルはそのままで、最初に一度だけ設定すれば、あとは自動的に得をし続ける。労力ゼロで還元だけが積み上がっていく仕組みは、資産形成と同じ考え方だと思っています。
💡 ここがポイント
年間の高速代が6万円の方なら6,000ポイント。自動還元で5,000円分が戻ってきます。月々の家計で5,000円を削るのは大変ですが、これは登録するだけ。しかも毎年です。「削る」より「もらい漏らさない」ほうが、はるかにラクで確実です。
まとめ:ETCを使うなら登録しない理由がない
最後に要点をまとめます。
- ETCマイレージサービスは無料、しかも登録しないとポイントは1円分も貯まらない
- NEXCO3社なら10円につき1ポイント、5,000ポイントで5,000円分(還元率10%)
- 少額で交換すると還元率が半分に落ちるので、自動還元をオンにして放置が正解
- ポイントには有効期限あり。自動還元+残高通知で失効を防ぐ
- 首都高・阪神高速は対象外。NEXCO区間を走る方ほどお得
- 登録すると平日朝夕割引も使えるようになる
車を使っていて、ETCで高速道路料金を支払っている方。絶対にマイレージサービスは登録して、ポイントをゲットするべし!登録に費用はかからず、デメリットも見当たりません。まだの方は、ぜひこの機会に登録してみてください。


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