前回の続きです。管理会社からは意外にも要望を聞いていただけるような回答をいただいたのですが、実際の料金についての交渉はプロパンガス会社と直接やりとりを行う必要がありました。
まず、管理会社から連絡があった数日後にプロパンガス会社から電話がかかってきました。プロパンガス会社からは
- ガス料金のどの部分が高額だと思われているのか
- 相場を調べたと聞いたが、どこの会社と比較しているのか
- 賃貸物件の設備費用に料金は上乗せしていない旨
を聞かれました。まず、ガス料金のどの部分が高額かという質問に対しては、プロパンガスの基本料金が高額である事、また1㎥単価が相場より異常に高額であると伝えました。相場の調査は、インターネットでも検索する事が可能であり、地域のガス会社のホームページ等で知る事ができたことを伝えました。まず、値引き交渉前の従来の料金表がこちら

プロパンガス料金は、基本料金(一切使用しなくても最低発生する料金)+従量料金(㎥当たりの単価)により算出されます。値引き前は基本料金2761円。私の毎月の平均使用量である12㎥の使用量のガス料金は10828円となります。機器設備等料金については該当なしと表記されていました。
ガス会社はこちらの要望に対し、話をしっかりと聞いてくださり、真摯に対応していただきました。ガス会社の担当者は一度会社の上司と相談するとの事で話を持ち帰ってくださいました。
基本料金の減額提案
数日後、ガス会社から連絡があり、値引きに応じる事ができるとの電話での返答がありました。内容としては、基本料金の減額、および従量料金の減額と説明を受けました。料金表は後日郵送で送付するので確認をしてくださいとの事だったので、自宅に郵送されてきた減額提案の料金表を確認しました。

毎月の平均使用量である12㎥の料金は数百円減額。基本料金も減額されていました。たかが数百円ですが、この瞬間は値引きできた事に感動しました。しかし、よくよく確認すると
従量料金の単価設定の範囲が変わっており、従量料金は値上げ?されているのではと思うような数字になっていました。
値上げ前は0~5㎥の単価は727円 5.1~10㎥の単価は639円 10.1~15㎥の単価は617円
減額提案は0~1㎥の単価は706円 1.1~10㎥の単価は684円 10~15㎥の単価は673円
一瞬頭の中に?マークが出ました(笑) 減額提案の料金表は基本料金は下げているが、従量料金を実質値上げしているような提案でした
ガス会社と再度交渉
すぐに私は管理会社に連絡をしました。担当者に、「基本料金を減額する事を目立たせて、分かりにくいように従量料金の設定自体を変更して提案してくるのは、納得できない」旨を申し入れました。そもそも従量料金の設定を変更されたら、従来の料金との比較もできません。担当者には再度契約者目線での再提案をしていただくよう申し入れ、ガス会社からの連絡を待ちました。
ガス会社から再度、料金表の提案
2週間ほどして、担当者から連絡がありました。今回は郵送ではなく直接自宅まで来ていただき、料金表の説明を受けました。再提案を受けた料金表は

基本料金は更に減額され、従量料金の設定も従来と同様に設定され、単価も減額されていました。平均使用量である12㎥の料金は8379円。従来よりも毎月2000円程安くなりました。これには私も納得し、翌月以降からこの料金表が適用されるようになりました。今回の料金の減額は私だけでなく、アパート住民全世帯に適用されます。自分が頑張って行動して、他の住民も家計の負担が少しでも軽減される事になった事は嬉しかったですね。
プロパンガスの値引き交渉、やってみてください
プロパンガスの物件に住まれてる方、価格交渉にチャレンジしてみませんか??交渉が上手く進むかはやってみなければ分かりません。固定費の削減は生活の向上に直結します。今回の記事が皆様のお役にたてればと思います。
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